檻之
汰鷲
ORINOTAWASHI

メッセージを伝えること

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今日は午前中からバンドのリハだった。ぼくがやっているバンドNOINONEは、メンバーは4人。ラップとサンプラー担当するぼく、ベースの宮下、シンセのヤスヒト、ドラムのトリッキー。もう15年近く活動している。
ぼくたちは、不器用で、誰かがつくった曲をカバーしたり、構成を覚えたりできなかった。そのおかげで、音楽のカタチから自分たちでつくることになった。結果として。だから、好きな音楽の要素を全部取り入れている。ロックにパンク、ジャズにヒップホップ、テクノやらノイズやら。簡単に言えば、パンクでラップしている。ぼくは音楽のメッセージに心を奪われている。だから、ぼくも受け取ったメッセージを伝える。
思いつくのは、
Clash、Public Enemy、John Coltrane、Mils Davis、Bob Dylan、Bob Marley、Rolling Stones、MC5、Rage Against Machine, Beastie Boys, Brian Eno、そんな先輩たちに影響を受けている。よかったら、ライブを体験してみて欲しい。
バンドは、個性溢れる人間が集まってひとつのことをやるから、とても難しい。でも、困難を乗り越えて、ひとつNOINONEというオリジナルなサウンドスタイルをつくり出せていることが奇跡だ。その音とメッセージを会場に響かせ、そこにいるひとりひとりの魂を熱くしたい。ぼくらの音楽をきっかけにその人生を掴んでもらいたい。ぼくは、こんなことをマジで考えてラップしている。それが、評価に値するかどうかは、関係なくて、ただ、溢れる想いを音に載せて伝えだけだ。

スタジオのあとは、ジムで筋トレをした。久しぶりに、やると筋力は落ちている感じがした。なるほど、これはもっとやらないてクライミングで次のステージにいけない、と感じた。やらねば。

ジムのあとは、ヤドカリの原稿を喫茶店で書いた。なるほど、最後の段落は、まだまとまっていないから、書けなかった。この感覚を想い出してきた。旅をしながら本を書くうちに、本に書くために、表現するべきことをみつけることができた。空き家をめぐる冒険は、仲間を勧誘する、空き家という問題をひとりひとりの手に委ねる、そういうきっかけを、このテキストでつくりたい。そうするべきだ。ぼくにとってテキストはコンセプトを伝える重要なアートフォームだ。

夜は、空き家プロジェクトを一緒にやる柚木さんが、主催しているNPOの芸術家の村、1周年記念パーティーに参加した。
働きながら、NPOをやるひとたちのモチベーションに感動する。仕事をして、そこではやり切らないことを利益を上げると、本来の仕事に支障があるので、NPOをたちあげ、ひとりではできないことを、仲間と社会に対してアクションを起こしている。
大学生を積極的に参加させているNPOの代表と話しをした。学生のころに自分がこんな体験ができれば、という思いから、始めたらしい。大学生はそれぞれが就職して、社会で働きながら、NPOを続けるひともいるそうだ。代表は、学生に自分の考えや社会でのポイントを伝えることを大切にしているそうだ。このひとのNPOは学校の先生に特化して、ノウハウを共有するホームページをつくっている。

芸術家の村の立ち上げ前からの映像が流れた。ぼくはこのNPOができてから知ったので、映像を通じて、これまでの苦労と歩みを知ることができた。いまは、当たり前のようにやっていることもひとつひとつ試行錯誤して、積み上げていた。

ひとりの女性が、ドミニカ共和国の貧困層の子供たちにクリスマスプレゼントを送る企画を発表した。リアル・サンタだ。その話しを聞いて、ザンビアの子供たちを思い出した。ぼくが、できることもきっとある。エジプトの子供たちは、イスラムだから、クリスマスはきっとないだろう。
アートを通じて、子供たちに何かできることはないだろうか。これからの未来をつくる世代に何かを残したり伝えたりしていきたい。

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