北茨城市に定住するため、活動拠点施設
人の暮
電気も水道もトイレもない環境に暮らす。けれども、不足す
D-HOUSEプロジェクトの「D」はDestroy(破壊され
水を手に入れる
火を熾す
土を耕す
木を伐る
家を建てる
これからは
生きるために
すること
それが芸術になる。
D-HOUSE PROJECT
北茨城市に定住するため、活動拠点施設
人の暮
電気も水道もトイレもない環境に暮らす。けれども、不足す
D-HOUSEプロジェクトの「D」はDestroy(破壊され
古い家に暮らしてみると築年数だけの歴史を俯瞰できる。築100年の家に住めば、100年前にタイムスリップできる。
当時はまだ電気も自動車も普及していないから、すべて人力で家を建てていた。もちろん、生活に関する一切を自然から頂戴していた。わたしたち現代人には、既にその能力はない。
日本の木造住宅は古くて危険なのだろうか。
絶対の安全なんて幾らお金を積んでも手に入らない。だから、「スモール・イズ・ビューティフル(足るを知る)」をコンセプトに、生活本来の姿を描き、自然のままにある木造住宅に暮らしてみる。生活芸術。
家主に代わり、古い家に暮らして、当時の暮らしや技術を再発掘し、家を修理し磨いてお返しする「古家仮暮らし計画」を実践中。家から家へと漂白する芸術家夫婦。
ザンビアで泥の家を建て、気が付いたことは日本の古い家はまだまだ使えるということ。調べてみれば日本の国土には空き家820戸分の空間があるという。その未使用の空間は、公共のモノでもなく捨ててあるわけでもなく、個人の所有物。その空間を活用可能にするのが古家採集活生計画。
空き家や古い家の価値は空間の活用だけではない。多くの古い家からは日々営まれてきた暮らしの痕跡、無名の職人の仕事の数々に出会うことができる。現代人が忘れつつある「生活」がそこにある。その家を訪ねて記録すれば未来に価値を残すことができる。つまり、すべての古い家屋が古家採集活生計画の対象。
実際に古い家に暮らしてみると「家は生きている」ことを知った。つまり築80年なら、それだけの歴史を持っている。そこから学んだことを現代の生活へと反映させる試みとして現在、愛知県津島市で2軒、岐阜県中津川市で1軒の採取活生中。
社会彫刻として取り組む、空き家を再生するプロジェクト。未経験者が空き家の再生を手掛けることで、問題解決のプレイヤーとなり、社会に埋もれている利用価値を増加させる。
メンバーの米澤隆建築設計事務所では、過去の改修事例を調査、それらをパターンと捉え、空き家を改修するための言語として再構築。この方法は、クリストファーアレキサンダーが提案したパターンランゲージとして知られる。この概念を利用して、空き家再生に汎用化できる改修プランを作成中。
檻之汰鷲は、空き家に暮らしながら家を改修して、暮らしの芸術を実践するアトリエを米澤隆建築事務所と計画中。